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【芸人のセカンドキャリア】一流企業に一発合格! 元芸人は企業で何ができるのか? 『にほんばれ』佐竹 秀和さん 〜転職を成功した理由とは?〜

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[スピーカー]
佐竹 秀和さん (※写真左)

株式会社 俺
杉山 遼介 (※写真右)

芸人をやめると決意をしたものの、社会に出る恐怖心が拭えなかったという佐竹秀和さん。芸事を離れた自分の市場価値がわからなかったからです。「一般企業にどう貢献すれば良いのか」「自分はどこまで通用するのか」そんな不安を抱えながら、キャリアアドバイザーの杉山と並走する中で、自分だけの武器を一つずつ再発見していきます。苦しみながらも、佐竹さんが希望職種に転職できた理由とは?

<佐竹秀和さん プロフィール>
山形県出身。2015年に浅沼カズトさんとコンビ「にほんばれ」を結成。爆売れすることを目標に築30年の一軒家を若手芸人5人でルームシェアしてネタ作りに奔走。2018年、浅沼さんの結婚を機にコンビは解散。2022年6月より映像制作会社の営業としてキャリアをスタートした。
【Twitter】https://twitter.com/hidenemunemuboy

 

コンビ結成2年目にしてチャンス到来


佐竹さん:バラエティ番組が好きな父の影響で、僕も子どもの頃から芸人に憧れていました。「農家の長男に生まれていなければ芸人になりたかった」なんて父は話してくれますが、僕は芸人一本で食べていくのは現実的ではないと思い、18歳で一般企業に就職。当時、お付き合いしていた彼女との結婚も視野に入れて、生活の基盤を築こうとしたんです。

杉山:そんな中、芸人の道を志すようになったきっかけは何だったのですか。

佐竹さん:彼女に振られてしまったんです。結婚して家庭を築くことは、僕の人生において重要なことの一つでしたので、人生の目標を失ってしまったんですよね。であれば、とことん好きなことをやろう。そう決意して山形から上京して芸人の養成所に通い、21歳で芸人になりました。

杉山:芸人さんとしてどのような活動をされていたのですか。

佐竹さん:お笑いライブを主催したり、週に一度のラジオ出演、YouTube活動にオーディションなど。相方を含めた芸人仲間と一軒家に暮らし、ネタを考える日々は、好きなことをやれているという充実感にあふれていました。僕は、ボケ担当の相方の才能に惚れ込んでいました。相方を世間に認知してもらうにはどうすれば良いかが課題で、まずは10年芸人として走り続けるつもりでした。経験を重ねることで芸人としての味が出るだろうし、どこかで相方人気が爆発してくれればと。

杉山:チャンスは巡ってきましたか。

佐竹さん:相方とコンビを結成した翌年に、『有田ジェネレーション』(TBS)に出演させてもらい、これがウケたんです。その1ヶ月後に、若手育成のお笑いライブ『K-PRO』に呼んでもらって、なんとしてもこのチャンスをつかまねばと思いました。ところが同じネタを披露したにも関わらず、スベってしまった。それ以来、二度と呼んでもらえなくなり、そこからですね。相方との間に不穏な空気が流れるようになったのは。

杉山:ボタンの掛け違いがあったのですね。

佐竹さん:芸人になって4年が経過した頃、「結婚するから就職したい」と相方から告げられました。一度こうと決めたら簡単には揺るがない相方の妨げになってはならないと思いコンビ解散へ。結婚して家庭を持つことは、僕自身も重要なことだと考えていますから、相方の気持ちを尊重しました。

杉山:一人で芸人を続けるという選択肢はなかったのですか。

佐竹さん:相方と一緒でなければ、芸人を続ける意味はありませんでした。

 

芸人スキルは企業で本当に通用するのか


杉山:芸人ネクストを知るきっかけは何だったのでしょうか。

佐竹さん:同居人でもあった芸人の先輩からの紹介です。代表の中北朋宏さんは元芸人さんで安心感がありますし、キャリアアドバイザーの杉山さんのことは、2021年に放送された『千鳥vsかまいたち』(日本テレビ)の”杉山くん”
として、その人柄まで知っていました。あの杉山くんが僕の担当になってくれるのかと思うと嬉しかったですね。気がかりだったのは、料金のことでした。芸人の夢を諦めてお金も自信もない状態でしたので、芸人ネクストが無料でなければ利用できなかったかもしれません

杉山:転職活動をする上で、不安だったことは何ですか。

佐竹さん:芸人をしていた僕が、企業にどのような価値を提供ができるのか検討もつかず不安でした。芸人の道を諦めたことで、自分の市場価値まで失ったと思い込んでいましたから。

杉山:当時の佐竹さんは、ご自身がコミュニケーション力が高いことすら気がついていませんでした。

佐竹さん:自分の強みって、客観視できないものなんです。そもそも芸人はコミュニケーション力が極めて高いのがスタンダード。仲間の芸人たちに比べたら僕なんてと、自信がありませんでした。

杉山:コミュニケーションスキルと一口に言ってもさまざまですが、佐竹さんの武器は、“可愛がられ力”なんです。笑顔でリアクションをすることができて人当たりも良く、かつ謙虚さがあり言われたことをまずはやってみようとする姿勢のある方なので、みんなに好かれるんです。

佐竹さん:言われてみれば、先輩方によく可愛がってもらっていました。

杉山:ところが、面接練習が始まると、構えてしまうせいか、佐竹さんの良さが消えてしまうんです。これが課題でした。

佐竹さん:それは、面接官を演じる杉山さんの演技がうますぎるからですよ(笑)。厳しい面接官になりきってシビアな質問をしてくるので緊張感がありました。

杉山:ちょっと、やりすぎちゃいましたかね。

佐竹さん:そうした練習のおかげで、いざ面接本番が始まると、どの回も手応えを感じました。実際には杉山さんほど、回答に苦戦するような質問を投げかけてくる面接官はいなかったので、余裕を持って自己表現ができたのだと思います。

 

頭で考えるより文字に書き起こすと
自分がやるべきことが明確に


杉山:面接を攻略できた要因はもう一つあります。それは、企業が求める人材像を明確に理解した上で、面接に臨むことです。具体的には、「志望動機」や「会社に貢献できること」を原稿に書き出して、その内容を佐竹さんと一緒に改善しました。佐竹さんは芸人時代にネタを書いていたこともあり、話すことを言語化してから話す練習に入った方が良いと考え、このようなやり方をさせていただきました。

佐竹さん:文字に書き起こすことでこんなに思考が整理されるんだと驚きました。言葉に一貫性が生まれるんですよね。大変な作業でしたが、やってよかったです。

杉山:この努力の結果、佐竹さんの人間性や挑戦する姿勢が評価されて、希望の映像制作会社から内定をいただくことができました。

 

武器を活かせる場所は必ずある


佐竹さん:この6月から働き始める企業は、テレビCMなどの映像制作会社。僕は商品の魅力をお伝えする営業として働きます。たとえ芸人を辞めても、制作には携わりたいと思っていたので、希望がかなって嬉しいです。

杉山:佐竹さんの武器は、もう一つあるんです。それは、クリエイティブスキルだと思っています。芸人時代はネタを書くだけでなく、広告やテレビCMなど日常的なものにツッコミを入れるトレーニングをしていたと伺っていましたので、クリエイティブな会社であれば、より才能を発揮してもらえると思い紹介しました。

佐竹さん:自分の芸人時代の武器を客観的に発見していただいた上で、活躍できる企業をご紹介いただきありがとうございます。ですが、まだ働くことに対して不安があるので、また心が折れそうになったら連絡してもいいですか?
というのも、転職活動を初めて4ヶ月が過ぎた頃、今が踏ん張りどころというところで、地元に帰ろうかと本気で悩んだことがありました。杉山さんは「佐竹さんなら大丈夫」「絶対できます」「諦めないで」と言って僕に寄り添い続けてくれました

杉山:僕でよければ、今後もいつでもお話を聞きますよ。

杉山:最後に、今後転職を考えている芸人さんへアドバイスをお願いします。

佐竹さん:芸人のセカンドキャリアを考える上で、「芸人ネクストで転職活動をすること」を選択肢の一つに入れて欲しいなと思います。そこから人生が切り開けることが、本当にありますから。お世辞抜きで、僕にとってはキャリアアドバイザーを務めてくださった杉山さんとの出会いが人生の財産になっています。まずは、杉山さんとお話してみる、くらいの気軽さで問い合わせて欲しいなと思います。

 

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