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【新入社員研修】株式会社ルネサンス様「対人スキル」を高め、周囲に信頼される力が身につくコミュニケーション研修の導入事例

| コミュニケーション,研修楽しい,新入社員研修,可愛がられる

株式会社ルネサンス様

[スピーカー]

株式会社ルネサンス
人事部 人材開発チーム
課長
前池 愛 様 (※写真左上)

人事部 人材開発チーム
主任
川上 咲緒里 様 (※写真右上)

株式会社 俺
俺たちのマネジャー
杉山 遼介

[導入サービス]
新入社員フォローアップ研修

[実施概要]
「自らの成長を加速させるために、周囲から信頼されるスキルを身に着ける」ことを目的に、新入社員(約80名)に対しコミュニケーション力を高めるフォローアップ研修を実施。

対人スキルを高め信頼される人材になる
~職場ですぐに実践できるコミュニケーション研修~


― 今回、新入社員フォローアップ研修を実施しようと思われた背景や、理由について教えてください。

川上様:毎年、新入社員のフォローアップ研修は自社内で実施してきましたが、昨年そのコンテンツ内容を見直すことになりました。当社の社員に求められるスキルには、「対人力」「思考力」「実行力」の3つがあり、それぞれのグレード(等級)によって必要なレベルが異なります。求める人材像としては、ホスピタリティ精神を持ち、関わる人に寄り添い伴走できることを重視しています。その中でも特に重要なのが「対人スキル」です。
しかし、新入社員が「対人スキル」を習得するには、社内だけで完結する研修では限界があるという課題を感じていました。そこで、杉山さんに直接お会いし相談する中で、「昨今の新入社員の特徴や傾向を踏まえたうえで、研修の進め方や届けた方を工夫する必要がある」という考えに至り、今回、株式会社俺に新入社員フォローアップ研修をお願いすることにしました。

コミュニケーションギャップを理解し、信頼関係を深める

― この研修を通じて、新入社員にどうなってもらうことを期待しましたか?

川上様:研修のゴールとしては、「自らの成長を加速させるために、周囲から信頼されるスキルを身に着ける」ことを掲げました。なぜこのゴールを杉山さんと一緒に設定させていただいたかというと、実際に半年間、それぞれの現場や着任先で様々な年代の方とコミュニケーション取る中で、特に上司とのコミュニケーションにギャップがある新入社員が多く見受けられました。自分ではうまくコミュニケーションが取れているつもりでも、上司から見ると「もっとこうしてほしい」と感じられることが多かったり、新入社員自身が思っていることをうまく伝えられなかったり、伝えるタイミングがわからないという声が多くありました。今回の研修を通じて、どのようなコミュニケーションを取ればよいのかを理解し、それを現場で実践できるようになることを期待しました。日常につなげられる内容を研修に落とし込んでいただいたので、実際の職場で活用することで、上司や周囲との信頼関係を深めてほしいと思いました。

― 本研修を実施してみた率直な感想と、感じられた効果があれば教えてください。

川上様:アンケートを見ていると、9割以上の受講者が研修内容を理解できたと回答しており、集中して楽しみながら受講できたという声が非常に多かったです。具体的に自分がどう振る舞えば良いのかを書いている方も多く、現場への接続もイメージしやすい内容だったと感じました。我々が期待していた以上の効果が得られたのではないかと思っています。

必要性を感じたからこそ、行動に移せている

― 研修の中で印象的に残っていることがあれば教えてください。

川上様:中北さんと杉山さんの講師としてのスキルの高さがとても印象に残っています。寄り添いながらも、必要なことはしっかりと伝える姿勢や、受講者それぞれの状況に合わせて的確なコメントができる点が素晴らしいと感じました。単なるインプット型の研修ではなく、受講者の心に響く研修であったことが伝わってきました。
特に印象に残ったワークは「他者を理解するワーク」です。周りの人を具体的に一人思い浮かべることで、自身がその人のことをあまりわかっていないことに気づく受講者が多かったように思います。また、“良い関係性=プライベートな話ができること”ではなく、仕事を進めるうえでどのような関係が良好なのかを改めて考え直すきっかけにもなり、とても良い機会だったと思います。

― その後、受講者の変化や具体的なエピソードがあれば教えてください。

川上様:研修後に、人事部で新入社員全員との1対1のフォローアップ面談を実施しました。私が担当した新入社員の半数以上は、研修で学んだことを現場で実践している様子でした。例えば、「新しくアルバイトとして入った方に対して、自己開示する時に参考にしました」という人や、「相手を知るワークで『取扱説明書』を書くワークがありましたが、実際に周りの人に聞いてみたり自分のことを共有したりすることで、良い関係性になれた気がします」という人もいました。自分達の中で必要性を感じたからこそ、実際の行動に移せているのだと感じました。

前池様:コミュニケーションにおいて自他のギャップがある人と面談をした時に、自分の人との関わり方は少し違っていたのではないかという気づきを得ていました。研修の中で、中北さんから本人が気づきを得られるように、ストレートに伝えていただけたこともありますし、先ほど川上がお伝えした相手を知るワークで、意外に知らないこともあるということに気づきを得られたのではないかと思いました。

楽しく学べて受講者に届く研修をつくる

― 今回、株式会社俺にお任せいただいた一番の理由、決め手は何でしたか?

川上様:一番と言われると難しいのですが、私の中では杉山さんです。杉山さんのお人柄やレスポンスの早さ、柔軟なご対応に魅力を感じました。当社の課題やありたい姿に対し、私たち以上の温度感で大変親身に寄り添ってくださり、ぜひ、ご一緒させていただきたいと思いました。また、当社の課題や状況に合わせて内容をカスタマイズし、独自性のある研修コンテンツを考えてくださいました。研修で使用するワードも当社で使用しているワードを入れ、受講者が具体的にイメージできるように設計いただきました。業界理解の深さも伺えるご提案内容であり研修内容となっていて、本当にお願いして良かったと感じています。

前池様:これまでも対人力を強化する研修は自社内でも実施してきました。ただ、それが本当に受講者に届いているのかな?という疑問があり、受講者と私たち研修担当者とのギャップを感じていました。会社から提供される研修を受け身で受けるのではなく、新しいことを知るワクワク感や楽しさを感じてほしいと思いました。貴社の研修資料を拝見した際、“おもしろそうだな、今の新入社員世代に響くプログラムかもしれない”という感触を得ました。私自身もワクワクしましたし、受講者にも堅苦しく学ぶのではなく、楽しみながら学んでほしいという想いがあり、今回ご依頼させていただきました。

― 本研修をお勧めするとしたら、どんな組織にお勧めしたいですか?

川上様:職場内でコミュニケーションに課題を感じている組織であれば、どんな組織にでもお勧めしたいです。今回当社で実施した内容は、対人スキルの中でも最初の『関係開始』から『関係深耕』という部分でしたので、新入社員や若手社員に受けてもらえると効果が出やすいと思います。また、上司にも受講してもらうことができれば、組織としてより効果が高まるのではないかと思いました。

「対人スキルの向上」と「キャリア自律」で、企業理念を体現する

― 今後、取り組んでいきたいことや組織づくりにおいて注力していきたいことはありますか?

川上様:今までもこれからも「対人スキルの向上」は欠かせないと考えています。冒頭でもお伝えしたように、当社が求める人材像には「ホスピタリティ精神」が含まれています。この精神は、全従業員に大切にしてほしい価値観として共有し、実践しています。フィットネスクラブ業界では、24時間営業や無人ジムなど多様な形態がある中で、当社が選ばれる理由の一つは“ルネサンスで働く人”の存在だと考えています。そのため、対人スキルを向上させ続けることが重要だと考えています。時代に合わせたコミュニケーションや伝え方を工夫しながら、人事部のメンバーとして、新しく仲間になる方々が「どうなりたいか」「どうなってほしいか」を掛け合わせて育成を行い、一人ひとりが活躍できるよう、共に前進していきたいと思っています。

前池様:外部環境や若手社員の価値観が変化している中で、若手社員を組織に合わせるのではなく、我々自身と組織全体が変化していくことで、これからの世の中で選ばれる会社になっていくと考えています。
当社も複合的な事業経営が進み、従来のやり方を見直す局面にきています。そこで、「人が育つ環境や仕組み」を再構築することを進め始めています。そして、特に注力したいキーワードが「キャリア自律」であり、若い世代が企業の理念や事業戦略と、個人のキャリアビジョンの結びつきを考える機会を、組織と個人の双方から増やしていきたいです。これまでは特定の年代を中心にキャリア教育を行ってきましたが、エンゲージメントの高い組織であるためには、全従業員にとってキャリア教育が重要になると感じています。私たちは「お客様の生きがい創り」を通じて、私たち自身の生きがいも追求するという連鎖を作り出すことを企業理念として掲げています。この理念をしっかりと体現するために、従業員が自分の想いを企業理念と結びつけられる機会を提供していきたいと考えています。

― 本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

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