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株式会社エイチ・アイ・エス 様「メンバーとの関係を強化するコメディケーション研修」事例のご紹介

株式会社エイチ・アイ・エス 様
https://www.his.co.jp/

[会社プロフィール]
「もっと多くの方に世界へ飛び出してほしい。」と日本の旅の変革を求め事業をスタート。39目を迎えた現在、国内267店舗、海外69カ国160都市270拠点(9月13日時点)を展開。旅行業のみならず、テーマパーク事業、ホテル事業など多様な旅行商品とサービスで、“いい旅を、世界中のお客様に”提供しております。「世界平和と相互理解の促進に貢献する」という企業理念のもと、その社会的使命を果たすためチャレンジを続けている。従業員数:17,054名(グループ全体 2018年10月末時点)

[導入サービス]
・メンバーとの関係を強化するコメディケーション研修

[実施概要]
営業本部の営業所長(20代後半~30代)の約20名に対して、営業スキルやマネジメンのスキルも加えた「メンバーとの関係を強化するコメディケーション研修」を実施。

[スピーカー]

株式会社エイチ・アイ・エス
法人旅行営業本部
営業戦略グループ
統括部長
内田 紫保様 (写真中央)

法人旅行営業本部
関東業務グループ 業務セクション
人財開発
チームリーダー
橋本 佳奈様 (写真左)

株式会社 俺
代表取締役社長
中北 朋宏

「笑い」は気の利かせ方の一つである
~自ら楽しい環境をつくっていける人を増やしたい~


ー 本日はどうぞよろしくお願いいたします。今回、なぜ営業所長に対して「メンバーとの関係を強化するコメディケーション研修」を実施しようと思いましたか? 実施に至った背景についてお聞かせください。

内田様:マネジメント層に対する研修をあまり実施していないといった現状がありました。ちょうど上位層のマネジャーに対しての研修を始めたこともあり、中間のマネジメント層(係長・主任クラス)である営業所長に対しても研修を実施したいと思いました。これまで、この層に対して何回か研修は実施しているのですが、あまり実践的ではないとか、正直つまらないといった感想が多くありました。そこで、ちょうど中北さんのことを弊社の別の担当者から紹介してもらいました。実際にお会いしてお話をさせていただいた時に、中北さんのプログラムが「お笑い」ということを題材にしていることや、人を惹きつけるお話ができるところが、とてもインパクトがありました。弊社の営業所長は、20代後半から40代手前の年代ということもあり、中北さんのキャラクターやプログラムの内容が受け入れやすく、弊社にマッチするなと思ったので、今回お願いさせていただきました。

橋本様:内田がお伝えした通り、「お笑い」というエッセンスが入っていることもあり、とっつきやすいのではないかと思ったことと、一営業マンとしても活用できるスキルの部分と、メンバーとのかかわり方などマネジメントにも役立つ内容だなと思ったので、実施させていただきました。

ー ありがとうございます。営業所長のマネジメントや部下とのコミュニケーションにおいて、感じられている課題はどのようなものが挙げられますか?

橋本様:営業所長とメンバーの関係性は良いと思うのですが、「心理的安全性」をはき違えている人も一部いるなと感じていました。例えば、歩み寄る時に若いメンバーからすると少し強い言葉を使っていたりすることを認識できていなかったり、新入社員から見ると、営業所長というだけで怖い存在だと思われていることが認識できていない人もいます。
また、どちらかというとトップセールスの方々が営業所長になっていることが多く、チームのマネジメントや人の成長を促すかかわりについては、本人たちも課題感を持っていました。そこに対して、何か手を打たなければならないと考えていました。

内田様:コミュニケーションの量は比較的あると思うのですが、若手が自分の考えを論理的に伝えることができなかったり、営業所長もそういった若手の考えをうまく引き出すことができず、現場から新しいアイディアが生まれにくいといった課題があります。また、先程、橋本もお伝えしましたが、「心理的安全性」があるかどうかは、部署やチームによって多少バラつきがあるなと思っています。

新しいアイディアが生まれる活気ある職場をつくりたい


ー この研修を通じて、営業所長にどうなってもらうことを期待しましたか?

橋本様:今回マネジメントのエッセンスも入れていただいたので、心理的安全性の必要性やメンバーとのかかわり方についての学びを持ち帰ってもらいたいと思います。また、営業の観点も入れていただきアイスブレイクの作り方なども教えていただいたので、これまで我流でやっていた商談に「お笑い」のエッセンスを加えて、さらに強化してもらいたいですね。

内田様:自分たちからアウトプットが増え、新しいアイディアが生まれたり部署全体が活気づくと良いなと思います。どうしても中間管理職なので、タスクが多く言われたことを遂行することがメインになりがちですので、営業所長を筆頭に職場全体がもっと楽しい雰囲気になれば良いなという想いがありました。

ー 実際、実施してみていかがでしたでしょうか?率直な感想をお聞かせください。

橋本様:すごく楽しかったですね。あんなに受講者の方々が楽しそうに取り組んでいる姿を初めて見ました。ちょっと堅い雰囲気でスタートしたにもかかわらず、開始から10分から15分くらいで、場の熱量が一気に上がっていく様子が見られたことが良かったです。
また、中北さんが出された本“「ウケる」は最高のビジネススキル”を自身で買って参加した人もいました。付箋を貼ってかなり読み込んでいて、ここで学んだことを本当に実践していこうとしていることが伝わり、企画した側としてもとてもうれしかったです。ちなみにその人は、Amazonレビューも書いたそうです(笑)。

内田様:他の研修では見たことがないほど楽しんで参加している姿や、しっかり学び取っている様子を見られたことは本当に良かったですね。アンケート結果も好評で、メンバーやお客様にどういう風に接するのが良いのかを学べたことや、お笑いのエッセンスを入れた営業トークも具体的に実践のイメージがわいたことも良かったなと思います。

― 印象的に残っているワークや、面白かったワークはありますか?

橋本様:私はシネマワークですね。自分の背景を絵で書いて語るというワークは、堅くならずに相手をより深く理解するのに大変有効だなと思いました。受講者からは、アイスブレイクの構造がとても勉強になったという声が多かったですね。普段は、軽く天気の話をする程度だったのに、こんなに相手に入り込んで深掘るんだということが新鮮だったようです。もう一つは、自己プロデュースのワークです。自分がどう見られているのか、どう見せるのかということを意図するということは、お客様の前でもメンバーの前でも活用できるなと思いました。

内田様:私達もオブザーブとして参加させていただきましたが、どのワークもとてもおもしろかったです。特に相互フィードバックで、相手にキャッチフレーズをつけて渡し合うワークがとても印象に残っています。自分で思っている自分と、周りから見た自分にギャップがあった方も多く、とても盛り上がっていました。

― 職場でのコミュニケーションに「笑い」は必要だと思いますか?

橋本様:はい、必要だと思います。場の雰囲気が和らぎますし明るくなります。私は「笑い」というのは、気の利かせ方だと思っています。笑いを取るためというよりは気の利いた一言を言うことで、その場にいる人が笑顔になりコミュニケーションが活性化するなと感じています。

意義のある仕事をしている実感を持って、楽しく働く人を増やしたい


― 今回、中北さんにお任せいただいた一番の理由は何でしたか?

橋本様:心理的安全性など、現代の潮流を取り入れたプログラムであったことと、弊社の営業所長の年代(20代後半から30代)とのマッチングが良かったことですね。私は関西出身ということもあり、中北さんにお会いした時にとても親近感がわきましたので、ぜひ、この人にお願いしてみたいと思いました(笑)。

内田様:最初にお会いした時に、会話の進め方や話し方が一般の人とは全然違ってインパクトがありました。今回弊社の状況に合わせて、マネジメントスキルと営業スキルの両方の要素をコンテンツに盛り込んでいただけたことも、非常に大きなポイントです。特にマネジメントの部分でポジティブな言葉を使った「イジる技術」や「心理的安全性」などは、営業所長にとっても必要な学びだなと感じています。

― ありがとうございます。本研修をお勧めするとしたら、どんな人や組織にお勧めしたいですか?

内田様:コメディケーションの部分は、新入社員や若手社員に実施しても良いなと思いました。ただ、若い人だけが身に着けても、それを活かせる場がないとあまり浸透しないと思うので、年次問わずどの世代の方にもお勧めしたいですね。

橋本様:今回、弊社用にアレンジメントしていただけたので、コミュニケーションに限らず、マネジメントや営業力の面で課題がある組織に良いのではないでしょうか。他には、逆にお堅い企業などで実施すると、ガラっと雰囲気が変わっておもしろいのではないかと思います。

― 今後、どのような組織をつくっていきたいですか?

内田様:自部署という観点にはなりますが、仕事を楽しいと思う人が増えてほしいと思っています。仕事とプライベートは別という考え方だと、仕事の中で何か新しいチャレンジをしようと考えている人は少ない気がします。そうではなくて、もっと仕事の時間をおもしろくしていきたいなと思っています。旅行という事業は平和産業なので、ある程度世の中が落ち着いていないと成り立たないのですが、人と人とをつないだり、日本と海外をつないだりと意義のある素敵な仕事をしていると思っています。ただ、その意義があるという実感を持っている人はまだまだ少ないです。自分の仕事は社会的な意義があり素敵な仕事であるという実感を、一人でも多くの社員が持って働ける組織にしていきたいと思っています。

橋本様:環境や人のせいにするのではく、自分次第でいくらでも変えていけると思っています。一歩踏み出すことで、自ら楽しい環境を作っていける人を、一人でも多く増やしたいなと思います。一人ひとりがそう思えたら、きっと幸せな会社になるだろうなと思っています。

― 本日は、貴重なお話をお伺いさせて頂き、ありがとうございました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

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